2024年9月20日(金)に、マネーフォワード初となる自社テックカンファレンス「Money Forward Tech Day 2024」が開催されました🎉
また7月中旬から産休をいただき、9月上旬に第一子を出産しました👶🎉
この自社テックカンファレンスのプロジェクトが本格的にはじまったのと、私の妊娠がわかったのが、どちらも2024年1月です。
エンジニア採用広報としての大きなプロジェクトと、妊娠・出産を通して、たくさんのことを考え、悩みました。その記録をブログに残しておこうと思います。
【1月】はじまり
まず子どもについて。
結婚&入社して1年たった2023年の秋頃から、なんとなく子どもについて考え始めていました。やっぱり1番の決め手になったのは自分の年齢で、年明けすぐに妊娠がわかりました。
Money Forward Tech Day 2024については、数年前からCTOの中出を中心に、「いつか自社カンファレンスをしたいね」と話していました。昨年その機運が高まり、2023年末には予算が確保されて「来年実施しよう」ということが決まっていました。
2023年の12月から始まる、上半期のチーム目標にも自社カンファレンスの内容が追加されて「一緒に頑張りましょう」と上司とも話していました。
なので、妊娠がわかったときは、嬉しい反面「テックカンファレンスの実施、期待に応えられるだろうか」と悩みましたが「私の年齢のこともあるし、こればっかりは仕方ない」と自分の中で折り合いをつけ、上長にも割とすぐに報告しました。(余談ですが、妊娠の報告をするたびに、マネフォのメンバー全員が、第一声で「おめでとうございます」と言ってくれて本当に嬉しかったです🥲❤️)
【2月~3月】つわり辛い…
妊娠発覚・報告後、わりとすぐにつわりがはじまり、1月中旬〜3月下旬までつらい日々を過ごしました。
食べづわりがメインで、そこに加えて吐き気や眠気、胃腸の不調で、例えるなら「あー昨日は飲みすぎた。まだめっちゃ気持ち悪い、今日在宅でよかった。。今日はゆっくりはじめて17時くらいに仕事終わろう」的な、二日酔いのような体調不良が約60日連続で続きました😇
体調不良に加えて、メンタル面でもだいぶ辛かったように思います。
どうしても体調が優れず、急遽お休みをもらったり、検診や母子手帳の受け取りで、ゴリゴリと減っていく有休。「なんであの時、意味もなく有休を使って4連休にしたんだ…」と過去の自分を恨んだりしました。
また年明けから、たまたま社内の英語研修が始まっていて、思うように学習時間を確保できず、毎週ふがいない報告をする自分にがっかりしたり、妊娠初期は流産のリスクも高く不安になることも多かったです。
それでも、はじめてのエコーや心拍を確認したとき、嬉しい気持ちと泣きそうな気持ちが重なったような、これまでに経験したことのないような気持ちになり「33年も生きていて、まだまだ知らない自分がいるんだな」と思ったことを覚えています。
お仕事
年明けから、自社テックカンファレンスに向けた定例ミーティングをはじめて、上長と一緒に、イベントの日時・コンセプト・会場・イベント名といったイベント概要を決めたり、デザイナー・プログラム担当・受付集客担当などのコアメンバーのアサインを行っていきました。
私自身、前職でぶっ飛んだ新卒説明会の企画・運営にメインで関わっていたことで『ホール会場を借りて、イベントを実施する』経験はあったものの、自社テックカンファレンスの実施に関わるのは初めてでした。体調不良も重なり、今ふりかえると、この時期はめっちゃ主体的に動けていたかというと、そんなことはなく、やや反省というお気持ちです。
【4~5月】どんどん仕事が楽しくなる
4月になり安定期に入り、だいぶつわりもよくなりました🙌体調的にも、体の身軽さ的にも、1番元気な時期でした。
この頃に前職時代から知り合いで、よく一緒に飲みにも行っていた Bonami さんがHRBPとしてマネフォに入社し、Money Forward Tech Day 2024の準備も一緒に進めてくれることになりました🎉
Bonamiさんは、前職で自社カンファレンス開催経験があり、とっても心強かったです。
そして5年以上の仲になるので、がっつりお仕事するのははじめてなものの、お互いのスタンスみたいなものはすでにわかっていたので、とっても仕事が進めやすく、さっそく頼りまくっていました🙏
またマネフォに入社してから、どうしても一緒に仕事をする、同世代の同性の同僚が少なかったので、雑談をしたり、ちょっとした愚痴をこぼしたりと、そういうこともできるようになってよかったです。本当にBonamiさんの入社に大感謝!!!
そして、この頃は RubyKaigi 2024 の準備も佳境で、当初の想定ではなかった応援うちわの企画をすることになったので、デザイナーさんと一緒に、デザインの調整や発注などを行っていました。
今年のRubyKaigiは、妊娠6ヶ月ということで、沖縄には行かないことを早々に決めていたので、いつもより念入りにマニュアルを書いたり、引き継ぎをしたりしていました。
ただ、準備が進んでくると「このうちわをもらったエンジニアはどんな反応をするんだろう、喜んでくれるかな?」と思ったり、会期中も楽しそうな写真をSNSで見るたびに「行きたかったなあ」と思うことが何度もありました。
「この先もこういうことってあるんだろうな🥺」と、少し寂しい気持ちになったのを覚えています。
【6~7月】ラストスパートと自己嫌悪
6月に入り、産休まで残り1ヶ月半ということで、改めて自分の通常業務の内容の発生頻度や引き継ぎ担当者を洗い出しました。
例えば『カンファレンススポンサーの準備』といった、言語化できていなかった業務をマニュアルに落とし込んだりしていました。
どうしても少数精鋭でのお仕事なので、引き続きの負荷が高くなってしまったり、業務を縮小することになってしまうものもあり残念ですが、ここもみなさん快く仕事を巻き取ってくれて安心しました。感謝!🙏
またMoney Forward Tech Day 2024では、当日スタッフやPR関係のメンバーのアサイン、備品発注のための業者の洗い出し、サイト制作、台本のたたきの作成などに取り組んでいました。
サイト制作については、過去に何度か採用サイトを作った経験があったのですが、反省も多く、久しぶりのサイト制作、上手く開発者の皆さんをサポートしたいなと思っていました。
結果、すごい雑なワイヤーフレームっぽいものを作ってお渡ししたら、めちゃくちゃかっこいいサイトになって返ってきたり、Concept文章も、関係者にヒアリングをした上でたたきを作り、コピーライターのメンバーにレビューを出したら、素敵な文章で返ってきたりと、1を出したら10で返ってきてすごかったです😳
そしてスタッフのメンバーも、通常業務が忙しい中、みなさん快く業務を引き受けてくれた上に、どんどんタスクを巻き取って準備を進めてくれました。頼もしいメンバーがいてくれたからこそ、安心して産休にも入れましたし、当日も素敵なイベントを作ってくれました。
マネーフォワードのカルチャーの1つでもある、Professionalをみなさん発揮してくれて、本当に素敵な仲間と働けて良かったです。
妊婦生活
一方、妊婦としては6月に受けた妊娠糖尿病の検査にひっかかってしまいました🥲
妊婦の8人に1人がかかる妊娠糖尿病。よくあることとはいえ、なんだか恥ずかしい気持ちになり、とても落ち込みました。
その後、なんとか気持ちを切り替えて「妊婦だし太っても仕方ないよね!」と思って好き放題だった食生活を反省し、1日3食の自炊を頑張りました。(結果、ラスト3ヶ月は私の体重はほぼ増えず、+6kgで妊娠生活を終えました。頑張った…!)
ただ血糖値を上げないために、3ヶ月間、炭水化物はほぼ食べれず、「寿司やサウナだって我慢しているのに。ラーメン食べたい、カレー食べたい、ケーキ食べたい😭」と思っていました。
また里帰り先の病院に行ってからは、1日4回の血糖値の測定が求められて、その計測器の値段の高さに驚いたり、毎回指に針をさして採血をして計測するのですが、それが地味に痛くて辛かったなというお気持ちです。
自己嫌悪
けど何より、赤ちゃんより自分を優先してしまう自分にがっかりしていました。
妊娠糖尿病についてもそうですが、仕事面でも、特にラスト1週間は「この先、たくさん負担をかけてしまうので、私ができるところまで頑張りたい…!」という気持ちが強く、残業もやや多めでした。
自ら望んだ妊娠なのに、赤ちゃんのことをなかなか優先できず、まだまだ好きなことをしていたい自分。小さい頃から思い描いていた母親像とのギャップに、とても悩みました。
(余談ですが、ベビー服とかも可愛くて爆買いするんだろうなと思っていたのですが、意外と堅実なお買い物で、そこも自分で自分に驚いていました。)
【8月~】産休
そうやってバタバタを引き継ぎをして、夏休みでもらえた有休を1週間使って、予定日7週間前の7月19日(金)を最終出社日として産休に入りました。
体調的には元気で「Money Forward Tech Day 2024のサイトリリースの8月1日まで残ればよかったかな?」と思いつつ、毎日暑くて出社がだいぶしんどくなっていたり、なかなか寝付けない日々が続いていたので、お休みに入れてよかったです。(でも可能なら、つわりが辛い時期にもっと休みたかったというお気持ちでした🥲産休分割できたらいいのにな)
なかなか折り合いをつけられない気持ち
産休中は概ねゆっくりと過ごしていたのですが、ふとした瞬間、仕事に対していろんな感情が湧いてきていました。
初めての自社テックカンファレンスの開催準備は、自身のキャリアとしてもとても貴重な経験です。そして絶っっ対に大変だけど、どこかお祭りのようなカンファレンスの準備に関われないことへの、悔しいような寂しいような気持ち。(今回、たまたま産後直後の開催で、当日も会場に遊びに行けず残念でした🥲)
また子どもが産まれたら、これまでのように多少無理して働いてカバーをする働き方はできなくなるし、私の仕事は出張や夜のイベントなどもあるので、本当に両立して上手くやっていけるのかという不安な気持ち。
さらに、やっぱりお任せしたとはいえ、はちゃめちゃに大変だと思うので、勝手にそわそわしたり、せめてもと思いSNSでイベントの告知をしたり、といった申し訳ない気持ち。
産まれてしまえば変化があるだろうなと思いつつも、出産・産休ブログで、こういった不安な気持ちの発信をほとんど見たことがなく、また「母モードになれていないのかな」と少し悩んだり。
転職して2年、実は仕事がすごく楽しい時期だったのかもしれないなと思いました。
【まとめ】考えたこと、キャリアについて
今回、妊娠と自社テックカンファレンスという大規模プロジェクトを通して、たくさん自分と向き合うことができました。
その中で、妊娠当初は「これからは、子どものために、自分のやりたいことを我慢する」的な考え方があったのですが「子どもも私も別々の人間なので、お互いが幸せになれる選択をしないとだめだな」という考えに変われてよかったです。
もちろん親として最大限のサポートはしたいと思いつつも、子どものせいにして私が本当にやりたいことを我慢のするのは、お互いにとってよくないです。
そしてできるならかっこいい母でもありたいと思うし、子どもがやりたいことを応援できるようにもなりたいなと思っています。
この先の子育てを通して、今回のようにたくさん悩むことがあると思うのですが、誰かのせいにせず、自分のキャリアについては、自分で決断して納得してやっていきたいなと改めて思いました。
またキャリアアップをしていくために、これまで以上にいろんなことをやりくりしながらも「あちゃさんに、相談してよかった」「一緒に仕事ができてよかった」と言ってもらえるような人になれるように、頑張っていきたいなと思っています✌️
(あと、妊娠中は赤ちゃんが産まれるワクワクよりも、不安な気持ちの方が強かったと思いますが、初めての出産、そうなるのも当たり前で、悪いことじゃないと思えるようにもなりました🙏不安な気持ちも受け入れられるようになりました。)
【追記】子が産まれて、イベント当日を終えて
ここまでの内容は、ほとんど出産前&Money Forward Tech Day 2024を終える前に書いていました。
まず無事に子どもが産まれてよかったです🎉(陣痛37時間と、なかなかのハードモードでしたwこの話は別の機会にw)
そして慣れない育児にてんやわんやしていますが、赤ちゃんが本当に愛おしくて、「この全ての時間を永久保存したい🥺心のシャッターを押させて!!!!!」という気持ちになっていますw
またMoney Forward Tech Day 2024当日は、家でハッシュタグを追っていたのですが、私が抜ける前には、まだカタチになっていなかったものが、とっても素敵なものになってタイムラインに流れてきて、嬉しくなりました。
本当にここまでの準備に携わったみなさん、すごい👏お疲れさまでした👏👏
参加してくださった方も、これまで知らなかったマネフォの一面を知ってくれて、本当によかったです☺️
そしてやっぱり「参加したかったな」という気持ちはありつつも、これですべてが終わるわけでもないし、またみんなと一緒に頑張る機会はたくさんあるので、そのときにまた頑張ろうと思っています💪
最後に、かわいい我が子をだっこしてほしいですし、やっぱり仕事も好きなので、みなさんの近況も聞きたいので、身近な皆さんお気軽にご連絡ください!🙌