マネーフォワードにエンジニア採用広報として入社して3ヶ月間やってきたこと✌️

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8月15日に株式会社マネーフォワードにエンジニア採用広報として入社して、あっという間に3ヶ月がたちました🙌今回は3ヶ月間どんなことをやってきたのか紹介しようと思います。

🎄はじめに

マネーフォワードに転職を決めた理由

退職エントリーでも触れたとおり、社会人10年目となり、プライベートでも結婚などの変化があったことから転職活動をはじめました。前職ではtoC向けECサービスを多く展開していたので、同じ領域ではないサービスで、30歳を超えた今関わりたいサービスは?と考えた時に、”お金”というキーワードが自然と浮かんできました。

また前職ではエンジニアの採用担当をしており、エンジニアの方の憧れやリスペクト、そして活発なコミュニティ活動が好きだったので、少しでも力になれるよう、引き続きエンジニア採用担当として仕事をしたいと考えていました。

そんな中、知人の紹介でマネーフォワードのカジュアル面談に進むと「エンジニア採用広報はどうですか」と提案されました。また別の会社でも選考の途中で「技術広報はどうですか」と提案され、「もしかすると自分にはそういった職種の適性があるのかもしれない」と思うようになりました。

マネーフォワードへの入社の決め手は、CTOである中出さんのお人柄やエンジニア採用広報という職種への興味。そして、マネーフォワードにはMVVCというカルチャーがあり、共感はもちろんこれまでもしっかりとしたカルチャーのある会社で働いてきたので、そういう会社の方が力を発揮できるのではと考え、入社を決めました。

現在のチーム

現在は、エンジニアリング戦略室のエンジニアエンゲージメントグループという部署で働いています。同じチームには、エンジニア出身で技術広報をしている @luccafort さんがいて、入社から今日までとてもお世話になっています。技術面の理解が深いのはもちろん、社内のことも詳しくてとても心強い存在です。

私たちのチームは、グローバルテックカンパニーとして成長するマネーフォワードの技術面やエンジニア組織の魅力発信、社内エンジニアのコミュニケーション活性化などを目的に日々仕事をしています。

💪やったこと

100日プランの設定

入社後、この記事で紹介されている100-day planをもとに入社後の過ごし方を考えました。入社3ヶ月目までは上長と毎週1on1を行い、目標の軌道修正を行いながら、仕事を進めていきました。またマネーフォワードではOnnというサービスを導入しているため、そこでも毎週ふりかえりを行っていました。

30-day targets:会社や働く仲間のことを知る

最初の30日間は、会社や働く仲間のことを知ることを目標に仕事を進めました。

【1】30人以上のエンジニアリングマネージャーやテックリードとの1on1

入社後まずエンジニアリングマネージャーやテックリードの方、また人事や広報の方など、これからの業務で関わりそうな方々に30分程度の1on1をお願いして、業務内容や担当チーム・現状の課題などを聞きました。

さすがの私でもこれは緊張しましたが、みなさんフレンドリーでレスが早く安心して1on1を申し込めました。またマネーフォワードではほぼ全員が、入社時に前職の経歴や趣味などを書いた自己紹介ページを作っており、それが個人のSlackにリンクされているので、ある程度前情報があった上で1on1に臨めるのも良かったです。

【2】カンファレンスへの参加とエンジニアメンバーとの交流

入社してすぐの9月は RubyKaigi2022 iOSDC Japan 2022 といったカンファレンスがあり、私も一緒に参加しました。ブース運営をしたり、お昼ご飯を一緒に食べたりと、たくさんの時間を一緒にすごすことができ、業務の話はもちろん雑談などもできました。

また久しぶりのオフラインカンファレンスを通して、オフラインならではのコミュニケーション感覚も取り戻すこともできました。各社のノベルティやブース企画も、とっても参考になりました。

書いたブログ👉RubyKaigi2022でもらった「うまい!」ノベルティ

60-day targets:すでに経験のある業務でチームに貢献

次の30日間は、最初の1ヶ月で得た知識と、前職からの経験を活かして、定期的に発生する業務のメイン担当として仕事を進めていきました。

【1】DroidKaigi 2022のブース企画と運営

RubyKaigi2022 とiOSDC Japan 2022 でのふりかえりを経て、DroidKaigi2022のブース企画や運営をチームメンバーやAndroidエンジニアの方と一緒に行いました。

2つのカンファレンスが終わってから約1ヶ月という短い準備期間でしたが、

  • ブースに立体感をつける
  • コミュニケーションのキッカケを作れるようにアンケートを設置する
  • ぱっと見でどんなノベルティか伝わるようにする

といったふりかえりを踏まえて、ブースを運営やノベルティのアップデートを行いました。

【2】Engineering All Handsの運営

(DroidKaigi 2022と重なってしまい、厳密には11月なのですが)月イチで開催している、社内エンジニアのノウハウ共有などを目的としたEngineering All Handsのイベントを運営しました。

登壇者調整などを中心に、当日の司会など行いました。とても緊張しましたが、毎月行われる社内イベントを一通り経験できてよかったです。

90-day targets: より専門的な業務へのチャレンジと提案

【1】メディアリレーション

カンファレンスへのスポンサーや、勉強会の開催、ブログやインタビューといった手法以外でも、マネーフォワードのエンジニアについて知ってもらう機会を作るため、メディアリレーションの強化に取り組みました。

これまでもコーポレート広報のメンバー中心に、エンジニア向けの取材提案などを進めてくれていたので、私の方ではより技術的な内容の提案ができないものかと考えていました。社内のエンジニアの取り組みを勉強するのはもちろん、「今エンジニアの方が関心を持っている話題はなんなのか」といったことを考え企画書を作ったりしました。

まだまだわからないことばかりですが、採用広報として聞く RubyWorld Conference 2022 のMatzのKeynoteは「この話!!すべて今のトレンドの話なのでは…!?すごい!」という思いになり、RubyKaigi2022とはまた違った観点でKeynoteが聞けて、少しですが自分の成長を感じました。

忘れちゃいけない!と思って、事後グラレコみたいなのを書きました

【2】英語でのブログリレー「MoneyForward Tech Blogathon 2022」の提案

マネーフォワードでは、2024年度中を目処に、社内エンジニア組織における仕事上のコミュニケーション言語を英語にすることを決定しています。

英語話者も増えてきている一方、英語でのコンテンツが少なく、なにかできないものかと考えていました。そんな中、英語記事を集めたアドベントカレンダーの企画を思いつきました。

私は中学英語もままならいレベルの英語力で、実施しようと決まったのも11月頭だったので、形にできるかとても不安でしたが、社内メンバーやDeepLに助けてもらい企画を形にできました。日本語話者・英語話者、どちらからもたくさんの書き手が立候補してくれてとても嬉しかったです。

ほかにも

【1】はじめての競技プログラミング勉強会

数年前から細々と競技プログラミングに取り組んでいて、CTOの中出さんに勧められて社内勉強会を開催しました。

開催の想いとしては「私はエンジニアとして働いたことはないけれど、エンジニアリングへの理解を少しでも深めたいと思っている」ということを社内の皆さんにも知ってほしいというのが1つ。

もう1つは私自身も「私はエンジニアとして働いたことがないから、こんなことはできない・わからない」とったように、やれることを自分で決めてしまうことがあります。そんな思いを少しでもなくしていけるように、チャレンジを続けなければと思って開催しました。

当日は動物の方々がたくさん来てくれました

【2】チームとしての目線合わせ

同じチームの@luccafort さんと一緒に、下記の目的でタスクの可視化や進捗確認、SNSやイベントの運用のルールなどの目線合わせを行いました。

  • メンバーが休めるときにいつでも休める強い組織にしたい
  • 技術広報が組織のボトルネックにならないようにしたい

そうはいっても少数のチームなので、技術広報がいなくてもワークする組織づくりも視野に入れながら業務の可視化・仕組み化に取り組んでいます。

まだまだこれからの部分もありますが、同じ思いをもった仲間と一緒に仕事ができて、悩んだときは相談できるという今の環境が、とてもいいなと思っています。

🎉これからやっていきたいこと

マネーフォワードの魅力発信のための、イベント企画や取材提案、作りたいノベルティ、社内コミュニケーション施策などは山ほどありますので、ここではもうちょっと中長期的な話をしようと思います。

自分の仕事に名前をつけたい

今私は「エンジニア採用広報」と名乗っています。なぜなら募集求人の名前がエンジニア採用広報だったからです。

3ヶ月の仕事を通して「技術広報と名乗った方がいいのかな?」と思いつつ、「もしかすると私と @luccafort さんの仕事は、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアくらい専門性は違うかも」と思うこともあるからです。( @megaya0403 さんの技術広報を6つのタイプに分類するもおもしろかったですね!)

技術広報はまだまだ新しい職種だと感じています。なので自分の仕事に名前をつける意気込みで、さまざまなバックグラウンドの方が、技術広報・エンジニア採用広報という仕事に興味を持ち、世の中的にも技術広報・エンジニア採用広報の専門性が認知されるように、頑張っていきたいと思います💪

これは 技術広報 Advent Calendar 2022 6日目の記事です。

昨日は、@inamoly さんの 5年前にDevRel機能を立ち上げた時の話とこれからの話 でした。明日は @hsbt さんの記事です🙌お世話になっているお二人の間で記事書けて嬉しいです!

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